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知っ得コーナー 最新号(令和元年12月号)

最新号 – [楽しい園芸・野菜のルーツ] [ベジタブルライフ] [私の食育日記] [バックナンバー]

楽しい園芸 – プロから聞いたアドバイスを紹介。初めての人もおまかせ! –

【あなたもチャレンジ!家庭菜園】
  ダイコンのトンネル栽培とう立ちの遅い品種を選ぶ

園芸研究家 ●成松次郎

 

トンネル栽培は晴天日には気温が外気より高く、日中の気温を生育に適切な温度(15~25度)に少しでも長く保つことができます。さらに、20度程度の高温はダイコンのとう立ちを打ち消す働き(脱春化という)があります。このように、トンネルとマルチの利用は生育促進と、とう立ちを回避する効果があります。
一般地では、種まきは2~3月、収穫期は5~6月となります。
[品種]「天宝」(サカタのタネ)、「つや風」(タキイ種苗)はとう立ちが遅く、低温でもよく太る肌のきれいな品種です。「大師」(タキイ種苗)はやや短根ですが、密植ができます。

[トンネルの作り方]
支柱の長さは、床幅70~80cmでは、挿し込む長さを加え、200cm程度の長さが必要です。トンネルフィルムは、支柱の長さと同じ程度の幅を使い、マルチフィルムは、農ポリの穴開きで雑草防止には黒を選びます。トンネルの土台となる支柱を60cm間隔に挿し、フィルムの裾は土で埋め、フィルムの上に押さえる支柱を挿し込むなど耐風性を工夫しましょう(図1)。

[畑の準備]
種まきの2週間前に1平方m当たり苦土石灰100gをまいて畑を深く耕して、土を細かく砕きます。1週間前に化成肥料(N:P:K=10:10:10)150g程度と完熟堆肥1~2kgを施用します。

[畝立てと種まき・間引き]
幅70~80cmの栽培床(ベッド)を作り、マルチフィルムを早めに張って地温を上げておきましょう(図2)。条間45cm2条、株間27~30cmとし、1カ所4~5粒をまいて、1cm程度の覆土をします。1回目の間引きは本葉1~2枚までに、2回目は本葉4~5枚の頃しっかりした株を1本に残します。

[トンネルの換気方法]
日差しが強くなるとトンネル内は30度を超えるため、換気します。穴開きフィルムを使うと、換気の手間が省けます。穴なしフィルムでは裾を気温に応じて開閉するか、またはフィルムに穴を開け、次第に穴を増やして換気量を大きくします(図3)。3~4月はさらに気温が上がり、葉が茂ってトンネルの中が窮屈になる頃にはトンネルを剥ぎます。

[収穫]
首の太さが8cmくらい、重さ1kgぐらいが収穫適期です。若取りして、葉も利用しましょう。なお、とう立ちが進むと芯が堅くなりますが、花茎(とうの長さ)が10cm程度なら問題ありません。

※関東南部以西の平たん地を基準に記事を作成しています。

【ベランダでできるキッチンガーデン】ミョウガ(ショウガ科ショウガ属)

土壌医●藤巻久志

 

「ミョウガを食べ過ぎると物忘れをする」といわれますが、科学的な根拠はなく、そのような成分は含まれていません。東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷駅や東西線の早稲田駅の周辺は、かつてはミョウガの産地でした。両駅は優秀な教育機関の最寄り駅となり、これもミョウガと物忘れとは結び付きません。
ミョウガは半日陰を好みます。ベランダのプランターでも栽培できます。薬味がキッチンの近くにあると重宝します。
ミョウガには花蕾(からい)を7~8月に収穫する夏ミョウガと、9月に収穫する秋ミョウガがあります。ミョウガは種茎を植えて育てます。種茎は春先にホームセンターなどに並びますが、通信販売や栽培している知人から分けてもらっても良いでしょう。
植え付けは種茎の芽が動きだす前の1~3月が適期です。深さ20cm以上のプランターに市販の培養土を入れ、深さ5cmほどの溝を作ります。種茎を横にして20cm間隔に植え付け、軽く覆土します。乾燥を嫌うので敷きわらをし、土の表面が乾かないように十分水やりします。追肥は1週間に1度、1000倍の液肥を施します。
花蕾が地上に半分くらい出てきたところを収穫します。取り遅れると花が咲いて品質が落ちます。
株が充実してくる2年目以降は、春先に芽が出る前に黒ビニールやバケツをかぶせて遮光し、ミョウガタケを作ることもできます。
毎年収穫できますが、4~5年たつと根茎が込み合って、花蕾の出が悪くなります。活力を取り戻すために、6月上旬に15cm間隔に間引きします。思い切って冬の間に植え替えるのも良いです。
ミョウガは日本特有の香味野菜で、香り成分には食欲増進の効果があります。食欲が減退する夏場でも、ミョウガを薬味にしたそうめんならスルスル食べられます。血行促進の効果もあり、血の巡りが良くなれば物忘れなどしません。

藤巻久志(ふじまきひさし)
種苗管理士、土壌医。種苗会社に勤務したキャリアを生かし、土づくりに関して幅広くアドバイスを行う。

シニア野菜ソムリエKAORUのベジタブルライフ

ワサビ - 日本原産の香辛野菜

シニア野菜ソムリエ ●KAORU

 


KAORU

日本野菜ソムリエ協会公認 シニア野菜ソムリエ
ラジオ局で報道キャスターを務める傍ら、野菜ソムリエの資格を取得。全国で第1号の野菜ソムリエとなる。現在は日本野菜ソムリエ協会の講師として野菜ソムリエの育成に力を注ぐ他、TV・ラジオ・雑誌などでも活躍。セミナーや講演、執筆活動も行っている。飲食店のレシピ開発や大手企業とのコラボ商品も多数手掛ける。大好きな野菜・果物について語る時間は何よりも幸せなひととき。
著書に『干し野菜手帖』『野菜たっぷり!サンドイッチレシピ』(共に誠文堂新光社)、『ポケット版 旬の野菜カレンダー』(宝島社)などがある。

私の食育日記

体を中から温めよう

食育インストラクター●岡村麻純

本格的に寒い季節がやって来ました。それでも、わが子の幼稚園ではできるだけ薄着が基本。気温が15度になっても半袖で登園することもありますし、真冬でも長袖のインナーは禁止です。特に、秋にはできるだけ半袖で登園させてくださいと言われていました。これは、冷たい空気を素肌で浴びることで、子どもの体が季節の変化を感じて、自らの体を温めようとする力が働き、寒さ暑さへの対応力が身に付いていくそうです。わが子にも、厚着や暖房に頼り過ぎず、自らの力で体を温める強さを身に付けてほしいと思います。
食べ物にも体を中から温める力があります。代表的なのが、冬の旬であるレンコンやゴボウ、ショウガなどの根菜です。根菜は体を冷やす水分が少なく、血行を促進してくれるビタミンや、代謝を高めてくれるミネラルが豊富に含まれる物が多いためです。また、ニンジンに多く含まれるビタミンAは粘膜を正常に働かせる力があり、抵抗力を高めてくれます。これら根菜は、長時間加熱が向いている物が多いので、寒い時期、スープやみそ汁を作るとそれだけでぽかぽかメニューになります。またみそや塩こうじなどの発酵食品も血行を促進し、体を温めてくれます。さらに、人間は免疫力の約70%が腸にあるとされています。そのため、腸の調子を整えてくれる発酵食品や食物繊維をしっかり取ることが免疫力を高めることにつながるので、風邪をひきやすい冬には意識的に使うようにしています。
免疫力を高めてくれる栄養にビタミンDがあります。これはきのこ類やサケなどに多く含まれますが、食事から摂取できるのはわずか。主に太陽の光を浴びることで、体内で作られます。寒い冬こそ、子どもたちには、中からしっかり体を温めて、外で元気いっぱいに走り回り、寒さに負けない体をつくってほしいと思います。

 

岡村麻純(おかむら ますみ)1984年7月31日生まれ。お茶の水女子大学卒。大学で4年間食物科学を学び、食生活アドバイザーなどの資格を持つ。公式ブログ:http://ameblo.jp/masumiokamura/

出典:JA広報通信2019年12号

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