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知っ得コーナー 最新号(令和3年2月号)

最新号 – [楽しい園芸・野菜のルーツ] [ベジタブルライフ] [私の食育日記] [バックナンバー]

楽しい園芸 – プロから聞いたアドバイスを紹介。初めての人もおまかせ! –

【あなたもチャレンジ!家庭菜園】ミツバ香りが良く、お吸い物に重宝

園芸研究家 ●成松次郎

 

ミツバは日本原産のセリ科野菜で、半日陰でもよく育ち、乾燥に弱いので、他の野菜の陰になる所に適します。種まきの適期は4~5月と9月です。
ミツバの発芽適温は20度前後で、10度以下の低温や30度以上の高温では発芽が困難です。発芽後は10~20度でよく成長します。なお、低温により花芽分化し、その後の高温・長日でとう立ちするため、温暖地では4月中旬以降、寒冷地では5月上旬以降に種まきします。
ミツバは、青ミツバ(または糸ミツバ)、切りミツバ、根ミツバの3タイプがあります。青ミツバは青々とした葉を楽しむ品種で、店頭に並ぶのはほとんどが水耕栽培です。切りミツバは冬に根株を掘り上げ、これを室(むろ)という暗室に持ち込んで軟白させた物で、根を切って収穫されます。根ミツバは春から育てた根株に畑のままで土を掛け、早春に伸びてきたところを掘り取ります。ここでは青ミツバの作り方を紹介します。

[品種]
「白茎三ツ葉(関西系)」(タキイ種苗)、「白茎みつば」(サカタのタネ)など。

[畑の準備]
種まきの2週間前までに1平方m当たり苦土石灰100gを施し、よく耕しておきます。その後、化成肥料(NPK各成分で10%)100g程度と堆肥2kgを混ぜ、幅60~90cmのベッドを作ります(図1)。

[種まき]
ベッドと直角に、20cm間隔の細いまき溝を作ります。まき溝に1cm間隔に種をまきます。種は好光性なので、隠れる程度(5mm)に土を薄く掛けます。発芽まで、十分灌水(かんすい)します(図2)。

[管理]
早まきでは、ビニールフィルムでトンネルを作り、発芽を促します。不織布のべた掛けは、安定した発芽に役立ちます。
追肥は2~3週間ごとに、1平方m当たり30g程度を与えます(図3)。また、乾燥に弱いため畑が乾いたら灌水し、真夏の高温・強光下では黒寒冷しゃなどで日よけします。

[収穫]
草丈20~25cmになったら、地際より少し上で刈り取ります。刈り取った後から、新しい葉が伸び出してきます(図4)。なお、冬には寒さで茎葉が枯れますが、春には越冬した根株から新たな茎葉が伸びてきます。

※関東南部以西の平たん地を基準に記事を作成しています。

【野菜もの知り百科】ルッコラ(アブラナ科キバナスズシロ属)

土壌医●藤巻久志

 

イタリアやフランスなどでは、ムスクランという7種のベビーリーフミックスが食されています。いわば西洋版「春の七草」で、味や歯触り、葉形などを楽しみます。ルッコラ、エンダイブ、エスカロール、レタス、トレビス、マーシュ、タンポポが一般的です。中でもルッコラは辛味とゴマの風味があって欠かせません。
世界中で消費されている野菜ですが、なぜか中国や韓国などの東アジアではあまり食されていませんでした。日本には中部地方で働くブラジル人が1980年代に普及させたといわれています。1990年代にイタリアンレストランチェーンがルッコラサラダやルッコラピザをメニューに載せたのも普及に拍車を掛けました。
ルッコラはイタリア語で、英国やフランスではロケット、米国ではアルグラなどとも呼ばれています。和名はキバナスズシロ(黄花蘿蔔)です。スズシロはダイコンの古名です。ルッコラもダイコンも、アブラナ科共通の花弁が4枚の十字形の花を咲かせます。アブラナ科は以前、十字花科といいました。ルッコラの花は薄黄色や白色などがあり、花弁に紫色の脈が入る物が多いです。
ダイコンに「練馬」や「桜島」などいろいろな品種があるように、ルッコラも世界中にたくさんの品種があります。草姿、開帳性、葉色の濃淡、葉の欠刻の深さ、辛味や苦味の強弱など。日本では立性で食味がマイルドな品種が主流です。
独特な香りと薬効があるのでハーブにも分類されます。ビタミンCやカルシウムはホウレンソウの2~3倍あり、β‐カロテンも含み、風邪や血栓の予防効果があるとされます。
ベランダの鉢やプランターで簡単に栽培できます。みそ汁の具やおひたしにもできます。サラダに入れるとワンランク上の味になります。

藤巻久志(ふじまきひさし)
種苗管理士、土壌医。種苗会社に勤務したキャリアを生かし、土づくりに関して幅広くアドバイスを行う。

シニア野菜ソムリエKAORUのベジタブルライフ

 サヤエンドウ- 春を演出する彩り野菜

シニア野菜ソムリエ ●KAORU

 


KAORU

日本野菜ソムリエ協会公認 シニア野菜ソムリエ
ラジオ局で報道キャスターを務める傍ら、野菜ソムリエの資格を取得。全国で第1号の野菜ソムリエとなる。現在は日本野菜ソムリエ協会の講師として野菜ソムリエの育成に力を注ぐ他、TV・ラジオ・雑誌などでも活躍。セミナーや講演、執筆活動も行っている。飲食店のレシピ開発や大手企業とのコラボ商品も多数手掛ける。大好きな野菜・果物について語る時間は何よりも幸せなひととき。
著書に『干し野菜手帖』『野菜たっぷり!サンドイッチレシピ』(共に誠文堂新光社)、『ポケット版 旬の野菜カレンダー』(宝島社)などがある。

私の食育日記

毎日の食事で体を温めよう

食育インストラクター●岡村麻純

寒さが苦手な私、温かい飲み物を持ち歩いて背中を丸めて過ごしています。一方、寒い中でも元気いっぱい半袖で走り回る息子。そんな息子は、基礎体温も高く、よく食べ、よく動くので風邪もあまりひきません。そもそも年齢を重ねると運動量も減り、基礎体温も下がっていくのが一般的だそうです。でも、まだまだ子どもたちに負けてはいられない。そんな思いから、この時期は体を中から温めることを意識しています。
まずは冷たい飲み物や食べ物を控えて、温かい物を選ぶようにしています。朝のサラダを野菜たっぷりスープへ変更し、食事中の飲み物も冷蔵庫の冷たいお茶から、温かいお茶へ、子どもたちは常温のお茶を飲んでいます。料理に使う野菜は体を温める効果のある根菜を中心に。お鍋を作るときは、たっぷりのショウガを入れて作っています。基本的に野菜や果物は、そのとき旬な物、寒い冬は冬においしくなる物を中心に選んでいけば、多くの物が体を温めてくれます。わが家では、根菜の中で比較的ビタミンCの多いレンコンやβ‐カロテンを多く含むニンジンは、子どもも大好きで風邪予防にもなるので大活躍です。
そしてもう一つは発酵食品です。ヨーグルト、みそ汁、納豆などを毎食できるだけ取り入れるようにしています。発酵食品とはある種の微生物を利用して造られた食品のことです。発酵食品を造る微生物には、カビ、酵母、細菌の三つが挙げられ、日本酒を造る麹(こうじ)菌やチーズはカビ、みそやしょうゆは酵母から、そしてヨーグルトの乳酸菌や納豆菌は細菌です。どの発酵食品も腸内環境を整えて免疫力を高めてくれます。菌が体内で生きていられるのは3日ほどとされていますので、毎日発酵食品を取ることを意識しています。寒さに負けず子どもたちと走り回って元気いっぱいに寒い時期を乗り切りたいと思います。

 


岡村麻純(おかむら ますみ)
1984年7月31日生まれ。お茶の水女子大学卒。大学で4年間食物科学を学び、食生活アドバイザーなどの資格を持つ。公式ブログ:http://ameblo.jp/masumiokamura/

出典:JA広報通信2021年2号

 

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