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知っ得コーナー 最新号(平成30年12月号)

最新号 – [楽しい園芸・野菜のルーツ] [ベジタブルライフ] [私の食育日記] [バックナンバー]

楽しい園芸 – プロから聞いたアドバイスを紹介。初めての人もおまかせ! –

【あなたもチャレンジ!家庭菜園】ニラは早めの株分けと更新

板木技術士事務所 ●板木利隆

 

肉との料理の相性が良く、スタミナ料理などに親しまれるニラは、多年草で一度植えておけば、毎年、年に数回収穫できるので、家庭菜園に適した野菜といえましょう。しかし、いくら強いといっても2~3年取り続けると、株が密生気味となり、幅広で厚みのある良い葉が収穫できなくなってしまいます。そうなる前に早めに株分けし、更新するのが得策です。
株分けに一番良い時期は、葉が枯れ根株が休眠状態に入っている冬の間です。この頃は根に栄養が十分蓄えられているので、断根や株の分割という荒療治をしても、傷みが少なく、作業がしやすいからです。
株分けの方法は、まず地上に残っている枯れ葉を、5cmぐらいの高さで、鎌できれいに刈り取ります。そして株の周りにくわかスコップを大きく打ち込んで、根株を土から掘り起こします。根は強大で、密に広範に広がっているので、全てを一気に掘り取れないので、中途で縦に切断しても構いません。
掘り上げたら土を振るい落とし、指先に大きく力を入れて大割りし、さらに小割りして、図のように2~3本ずつに分割します。これを2~3個まとめて、20~25cmの株間に植え付けます。
植え溝は事前に、8~10cmぐらいに深めに掘り、元肥として堆肥や油かす、緩効性の化成肥料などを十分に施しておきます。植える際には、根株を束ねないで、平置きにするよう心掛けましょう。
溝は深めに掘って植えた根株を換気や乾燥からも守ってやります。覆土は株の上部がやや出るくらいにとどめておき、やがて新葉が伸びだしてきたら、葉先を埋めないよう注意しながら、2回ほど覆土をして、溝が埋まるように管理します。
そうすると春には見違えるほどに、勢いの良い、良質なニラになります。
株が増えてきたら銀色のフィルムを畝上に二重掛けし、さらに黒色フィルムで覆い、黄ニラに育ててみるのも楽しみです。なお、販売用の高品質な物は、毎年種まきして育てた苗を植えて、年間随時販売する物で、通常古株は利用しません。

※関東南部以西の平たん地を基準に記事を作成しています。

【ベランダでできるキッチンガーデン】シュンギク(キク科シュンギク属)

土壌医●藤巻久志

 

シュンギクの花を見たことがありますか。
果菜類は花が咲かないと実が付きませんが、葉菜類や根菜類は花が咲いてしまうと収穫に至りません。普通の栽培ではシュンギクの花を見ることはありません。秋まきしたシュンギクを春まで残しておくと、黄色や半黄半白の美しい花が咲きます。シュンギクはもともと花を観賞する植物で、食用としているのは東アジアだけです。
シュンギクの収穫方法には、根を付けて抜き取り収穫する「抜き取り収穫」と、脇芽を摘み取り収穫する「摘み取り収穫」があります。「抜き取り収穫」は関西で、「摘み取り収穫」は関東で多く行われています。
シュンギクの品種は大葉種、中葉種、小葉種に分類されます。「お多福」などの大葉種は主に関西以西で栽培され、脇芽の出が良くないため「抜き取り収穫」されます。全国各地で栽培されている中葉種は、「抜き取り収穫」には株元からの分枝が多い株張り型品種が、「摘み取り収穫」には節間が長く伸びやすい品種が使われています。キッチンガーデンには、脇芽を次々と収穫でき、栽培期間が長い「摘み取り収穫」が適しています。
シュンギクは発芽も生育も適温が15~20度で、日当たりの良いベランダなら3月から10月まで種まきすることができます。深さ15cm以上のプランターに市販の培養土を入れ、条間15cmに筋まきします。好光性種子なので薄く覆土し軽く押さえ、たっぷり水やりします。発芽するまで乾燥させないようにし、発芽したら順次間引きし、本葉4~5枚のときに株間15cmにします。追肥は1000倍の液肥を1週間置きに施します。
草丈が20~30cmになったら、下の方の葉を4~5枚残して株の上部を摘み取り、脇芽を出させます。脇芽が15 cmくらい伸びたら順次収穫していきます。

藤巻久志(ふじまきひさし)
種苗管理士、土壌医。種苗会社に勤務したキャリアを生かし、土づくりに関して幅広くアドバイスを行う。

シニア野菜ソムリエKAORUのベジタブルライフ

ミツバ - 和食に欠かせない日本のハーブ

シニア野菜ソムリエ ●KAORU

 


KAORU

日本野菜ソムリエ協会公認 シニア野菜ソムリエ
ラジオ局で報道キャスターを務める傍ら、野菜ソムリエの資格を取得。全国で第1号の野菜ソムリエとなる。現在は日本野菜ソムリエ協会の講師として野菜ソムリエの育成に力を注ぐ他、TV・ラジオ・雑誌などでも活躍。セミナーや講演、執筆活動も行っている。飲食店のレシピ開発や大手企業とのコラボ商品も多数手掛ける。大好きな野菜・果物について語る時間は何よりも幸せなひととき。
著書に『干し野菜手帖』『野菜たっぷり!サンドイッチレシピ』(共に誠文堂新光社)、『ポケット版 旬の野菜カレンダー』(宝島社)などがある。

私の食育日記

おみそ汁が強い味方

食育インストラクター●岡村麻純

1歳半の娘の大好物はおみそ汁です。まだ味付けは薄めですが、一滴も残すまいと一生懸命飲んでいます。このおみそ汁、親としてはとっても助かる一品です。お野菜だけでなく、お肉にお魚、とにかく何でも具になります。煮ることで溶け出してしまう栄養もおみそ汁なら丸ごと飲んでくれます。そして、何より毎日食卓に出せる、とってもありがたい存在です。
おみそ汁は、鎌倉時代にすり鉢が使われるようになり、粒のみそをすりつぶして水に溶くことができるようになったことから生まれたそうです。鎌倉時代の禅寺で生まれ、ここからお寺の精進料理は発展していきます。その後、一汁三菜の日本食には欠かせない存在となりました。
みそは、主原料である大豆をつぶして、塩とこうじを加えて熟成させて造られます。このとき重要なこうじを、米から造る物を米みそ、麦から造る物を麦みそ、大豆から造る物を豆みそといいます。日本では約8割が米みそですが、愛知県の「八丁みそ」は豆みそですし、九州地方では麦みそが一般的で、有名な冷や汁などは麦みそで作られています。
みそを造る過程で、コウジカビの酵素により、大豆のタンパク質はペプチドとアミノ酸に分解され、でんぷんはアルコールや有機酸に分解されます。そのことで、うま味成分や香り成分が生まれ、みそのおいしさができていきます。また、主原料である大豆自身が良質なタンパク質ですが、この発酵される過程で、さらに体に大切な必須アミノ酸や、ビタミンが含まれていきます。他にもミネラルや食物繊維など、おみそは栄養が盛りだくさんです。おみそ汁の塩分が気になるという場合は、塩分の排出を助けるカリウムをたくさん含む具材、ワカメやホウレンソウ、ジャガイモ、きのこ類などを加えると良いと思います。
大好きなおみそ汁を通して娘が、いろいろな野菜を好きになってくれるよう毎日奮闘中です。

 

岡村麻純(おかむら ますみ)1984年7月31日生まれ。お茶の水女子大学卒。大学で4年間食物科学を学び、食生活アドバイザーなどの資格を持つ。公式ブログ:http://ameblo.jp/masumiokamura/

出典:JA広報通信2018年12号

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