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知っ得コーナー4月号を掲載しました

最新号 – [楽しい園芸・野菜のルーツ] [ベジタブルライフ] [私の食育日記] [バックナンバー]

楽しい園芸 – プロから聞いたアドバイスを紹介。初めての人もおまかせ! –

【あなたもチャレンジ!家庭菜園】栄養豊か、花も楽しめるオクラ

板木技術士事務所 ●板木利隆

 

夏を越して晩秋まで果実(莢果)を取り続けることができ、フヨウに似た黄色い花は観賞用としてもめでられ、家庭菜園や庭先、プランター栽培共にお勧めです。アオイに似た花は観賞価値もあり、秋遅くまで咲き続けます。花も実もある重宝な野菜といえます。
独特の粘りがあり、夏のスタミナ補給にうってつけの野菜として知られています。食べ方は刻んで生のままだけでなく、ゆでたり炒めたり、サラダやてんぷら、みそ漬け、かす漬けにと、使い道が広いのも魅力です。
高温性で昼は25~30度、夜は20~23度が適温で、10度以下の低温では生育がまったく停止し、葉が黄変、落葉してしまいます。畑に植えたが一向に伸びず、落葉、枯死するという声がよく聞かれるのは、苗が低温に遭っていたり、植えた畑が寒過ぎたりした場合が多いのです。これを水不足と勘違いして水をやり過ぎると地温がさらに下がり、過湿となり立ち枯れ病が発生したりして失敗を助長してしまいます。
育て方のポイントは、苗は3号ポリ鉢に、一晩水に浸した種を4~5粒まき、20度ぐらいに加温して育てるか、市販の苗を買い求め、暖かい場所で再育苗し、十分暖かくなってから畑に植え出します。最近はずいぶん早くから店頭に苗が並びますが、買い急ぎは禁物、失敗して再び苗を求めなくてはならない状態になってしまいます。
図のように黒色ポリフィルムをマルチし、地温を上げてから植えることをお勧めします。
オクラの育ちをよく見ると、初期には枝分かれせず、1株当たりの花・果数は少ないので、それを補い、早期収量を高めるために、畑でもプランターでも、1カ所に2株ずつ植えることを勧めます。前半は葉もあまり込み合わないので、これでちょうど良いのです。
盛んに育ち枝が伸びだしてきたら、主枝の上の方を摘除し側枝に日を当て、健全に伸びるようにします。
半月に1回、1株当たり小さじ1杯ぐらいの化成肥料を追肥します。
近頃各地で葉を筒状に巻き食害するワタノメイガの発生が見られます。発見次第捕殺するか、適応殺虫剤を散布して防ぎましょう。

※関東南部以西の平たん地を基準に記事を作成しています。

【ベランダでできるキッチンガーデン】オクラ(アオイ科フヨウ属)

土壌医●藤巻久志

 

英語のオクラの語源は、オクラを意味するアフリカ・ガーナ地域の言葉「ンクルマ」だといわれています。オクラというと山上憶良(やまのうえのおくら)を思い浮かべる人もいると思います。「銀(しろかね)も 金(くがね)も玉も 何せむに まされる宝 子に及(し)かめやも」の詠み人です。オクラには滋養強壮作用があるといわれています。
アオイ科フヨウ属のオクラは、同科同属のハイビスカスに似た黄色の花を咲かせます。野菜の花の中でオクラの花は人気上位です。オクラは花観賞用としても秋まで長い間楽しめます。開花は早朝から始まり、午後にはしぼみます。
日当たりの良いベランダでしたら、オクラは鉢栽培もできます。オクラはアフリカ原産で暑さには特に強いですが、寒さには弱いです。発芽適温も生育適温も25~30度なので、種まきは5月中旬以降にします。
オクラは草丈が1m以上にもなるので、10号(30cm)以上の鉢を用意します。市販の培養土を鉢に入れ、真ん中に4~5粒種まきし、1cmほど覆土し、軽く鎮圧します。オクラの種は表皮が堅く吸水しにくいので、一昼夜水に浸してから種まきすると発芽が早まります。
子葉が出たらはさみで切って2~3本に、本葉3~4枚で1本立ちにします。草丈が30cm以上になったら、120cmぐらいの支柱を立てて、倒伏を防止します。
株元に腐葉土やわらを敷き、乾燥を防ぎます。過湿に気を付け、毎日適量の水やりをします。追肥は1週間に1度、1000倍の液肥を施します。
開花後3~5日の若いさやをはさみで切って収穫します。取り遅れると、すぐにさやが堅くなってしまうので、小まめに収穫します。収穫したさやの下の葉は、順次はさみで切っていきます。
オクラ納豆、天ぷらなど、夏の味覚をお楽しみください。

藤巻久志(ふじまきひさし)
種苗管理士、土壌医。種苗会社に勤務したキャリアを生かし、土づくりに関して幅広くアドバイスを行う。

シニア野菜ソムリエKAORUのベジタブルライフ

キュウリ - みずみずしさが涼を誘う夏野菜

シニア野菜ソムリエ ●KAORU

 


KAORU

日本野菜ソムリエ協会公認 シニア野菜ソムリエ
ラジオ局で報道キャスターを務める傍ら、野菜ソムリエの資格を取得。全国で第1号の野菜ソムリエとなる。現在は日本野菜ソムリエ協会の講師として野菜ソムリエの育成に力を注ぐ他、TV・ラジオ・雑誌などでも活躍。セミナーや講演、執筆活動も行っている。飲食店のレシピ開発や大手企業とのコラボ商品も多数手掛ける。大好きな野菜・果物について語る時間は何よりも幸せなひととき。
著書に『干し野菜手帖』『野菜たっぷり!サンドイッチレシピ』(共に誠文堂新光社)、『ポケット版 旬の野菜カレンダー』(宝島社)などがある。

私の食育日記

離乳食の踏ん張りどころ

食育インストラクター●岡村麻純

生後10カ月になる娘の離乳食が、最も大変な時期に入りました。どんなにベルトをしてもいすから立ち上がる、自分で食べたがるため、食べ物は飛び散り、お皿は飛ばされ、食事後には娘は髪の毛から足元までご飯粒が付いています。ママ友が、食事後は親の方がぐったりしていると話していたことを思い出しました。
わが娘も目を離すといすに立ち、テーブルの上を荒らし、毎日ハラハラです。しかし、この時期にいすから落ちてしまったら危ないからとローテーブルで食べることに変更した友人が、その子は3歳になった今でもいすに座ることを嫌がり、親の膝の上に座ったり、動き回ってしまうと話していました。それを思うと、今は親の踏ん張りどころ。一度座ったら私が離れることがないように準備を整えて、上の子にも協力してもらい、付きっきりで食事をしています。立ち上がるたびに、「ご飯のときは座ろうね」と声を掛けて座らせる、この作業を1回の食事に10回以上行っていますが、今は初めての食事のお勉強。この繰り返しで学んでくれると信じています。
もう一つ大変なのが手づかみ食べ。まだ上手に食べられないため荒らし放題ですが、この時期の手づかみ食べは脳の発達に良いといわれています。なので、ここも踏ん張りどころ。親が口に運んでしまえば汚れずに楽ですが、できれば子どもが手で食べられるメニューを一つは用意してあげましょう。テーブル周りは汚されてもいいようにレジャーシートを敷いています。そしてどんなにぐちゃぐちゃにしても食べる気があるときは見守り、遊び始めたら終わりにすると決めています。
毎食が本当に大変な時期ですが、これを乗り切れば子どもの成長を感じられるはず。また、この時期はまねっこが上手なとき。親が向かい合って座り、一緒に食べてよくかむのを見せる、それだけで確実に学んでくれているはずです。

 

岡村麻純(おかむら ますみ)1984年7月31日生まれ。お茶の水女子大学卒。大学で4年間食物科学を学び、食生活アドバイザーなどの資格を持つ。公式ブログ:http://ameblo.jp/masumiokamura/

出典:JA広報通信2018年4号

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