JA鈴鹿

  • 気象情報
  • サイトマップ
  • 文字サイズ変更
  • 文字サイズ小
  • 文字サイズ中
  • 文字サイズ大

糖度の高いシャインマスカットとクインニーナの収穫 

 鈴鹿市上田町の加藤富一さんは「盛土式根圏制御栽培法」でブドウの栽培に挑戦し、定植2年目で初収穫を迎えました。同栽培法は栃木県農業試験場が梨を使って開発をした。地面に遮根シートを敷き、その上に培土を盛って樹を育成する技術で、土壌病害や「いや地」現象を回避しながら、早期成園化ができることから、梨だけでなく、ブドウや桃、イチジクなどの樹種で普及が進んでいます。ブドウの慣行栽培では2年目から着房させないが、同栽培法では2年目から着房させることができます。
 加藤さんは昨年3月にブドウを定植。ブドウ栽培は初めてで、県普及センターやJAの指導を受けるとともに、県内外の産地を視察し、ブドウ栽培技術の習得に努めてきました。
 品種は「シャインマスカット」と「クインニーナ」で、苗木を3m間隔で10㌃あたり約100本定植した。仕立て方は主枝を上下2段に直線的に配置する方法で、上段に着色のために光が必要な「クインニーナ」、下段に「シャインマスカット」の枝を配置。定植2年目でシャインマスカットに1樹10房、クインニーナで1樹8房を収穫。シャインマスカットお盆前から、クインニーナは8月下旬から県内市場やJA鈴鹿の直売所・果菜彩などへ出荷します。
 加藤さんは「県普及センターやJA営農指導員のおかげで糖度の高い高品質のブドウが収穫できました。今後も新しいことにチャレンジしていきたい」と話してくれました。

 

ページトップに戻る