JA鈴鹿は22日、『「鈴鹿の白ネギ」を使った新春茶巾寿司&恵方巻づくり教室』を初めて開きました。同JAは地域で盛んな茶農家や花木農家の複合経営作目として5年前から白ネギを振興しており、産地を10㌶まで拡大させています。その「鈴鹿の白ネギ」の食べ方を提案することで地域での認知度向上や消費拡大を目指しています。
当日は地域の料理教室などで活躍する飾り巻き寿司講師のロール巻子氏を迎え、女性部支部役員8名が白ネギを用いたお正月用の茶巾寿司、節分用の恵方巻の作り方を教わりました。今後、同役員が中心となり各支部で行う料理教室等で、女性部員相手に調理方法や白ネギの魅力を広める予定です。
茶巾寿司は、白ネギを酢飯に混ぜ込み、白ネギの飾り切りや黒豆、栗金団で飾って新春感を演出し、恵方巻は白ネギのみじん切りにニンニク、醤油などを合わせてねぎダレを作り、鶏のから揚げを巻き込み「油淋鶏巻き寿司」を作りました。
ロール巻子氏は「白ネギは、みじん切りやご飯に混ぜ込むことで、食感が苦手な方でも食べられるよう工夫した」と、白ネギの味の引き出し方を話してくれました。
女性部長の善道千栄子さん63歳は「年明けの料理教室などで、女性部としても地元の新しい特産品を押していきたい」と話しました。
同JAの清水由雄さん36歳は「営農振興基金やレンタル農機で生産面の後押しをしてきた。今後は販路や消費拡大のための取組みにも力を入れていきたい」と話しました。
▲ロール巻子さんと新春茶巾寿司